キンモクセイのニホヒ

バードメン

2007年10月09日 22:46

この季節になると、街中から甘い匂いがしてくる。
このニオイが大好きなワタクシは雨の降りしきるなか、車の窓全開で右半身ズブ濡れで走りながら、鼻の穴も全開でこのニオイを満喫していたワケで・・・

そう、このニオイの正体とはコリだ!

キンモクセイ


■キンモクセイ(金木犀)とは・・・

モクセイ科モクセイ属の常緑小高木樹でギンモクセイの変種。
(モクセイ科は他にジャスミン、ライラック、柊など)
中国南部が原産で江戸時代に渡来。中国では『丹桂』と呼ばれ、花を白ワインに漬けたり(桂花陳酒)、茶に混ぜて花茶にしたりもする。これはうまそうだ。

三島大社にはなんと高さ15m、根回りが3mの金木犀の巨木があり、花期にはその芳香が4キロ四方にもわたるらしい。
こりゃあ金木犀フェチなら行くしかないんじゃないかい?

で、キンモクセイって漢字で書くと『金木犀』だ。
気になるのが三文字目の『犀』という字。これはあの動物のサイ

なんであんなに甘い匂いがしてるのに・・・あんなにかわいらしい花なのに・・・・サイ?
この疑問を晴らすべく、我が隊の優秀な諜報部員がググッた。

そしたら何のこたぁない。

木の肌の色がサイに似てるから。

なんだそうだ。

んー。

だったらさ、キンモクカバだっていいじゃん。って思ったり。

そのへんはまぁ、中国から来た時の当て字なんだからしゃーないか。

っつーコトで、このキンモクカバ・・・キンモクセイのニオイを鼻から吸収すると、「大抵のコトは許せちゃうなぁ~」とか思ったりするワケです。よって、とってもラヴ&ピースなニオイなのであーる。 クンカクンカ。





モノクロコンクリートの殺風景の中で
やさしく眉間のヒビにパテを埋めてくれたから
甘い匂いが吸いたくなって
「窓を開けていいか」と聞くと
あの娘はクスリと笑って
殺風景は総天然パノラマカラー
ぼくの髑髏はピンク色








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