ピークハント

バードメン

2009年09月13日 01:30

『ピークハント』・・・それは頂に立った勝者の言葉だ。未だ勝者ではない僕から見れば、格好良くもあり、その反面、神への挑戦状とも取れる言葉なのである。
意を決して挑戦状を叩きつけた僕は、今まさにその険しい道のりを歩まんとしていた。

目の前にそびえ立つそれは、その魅惑的な姿と同時に幾人もの猛者達を飲み込んできた魔の山だ。鉛の靴を履いているかの如く足が重い、飲み込まれた者の怨念なのか果たせなかった想いなのかはわからない。
ただ、眼前に立ちはだかる頂への微々たる一歩を、全身全霊を込めて踏み出す。



あれからどのくらい時間が経ったのだろう、何回呼吸をしたのだろう、でももうそんな事はどうでもいい。目の前に広がるのは、微々たる一歩が描いた頂の風景と、満腹感だった。
そう、僕は勝者だ。






チョコクレープとバナナのパフェ 登頂



富士山でご来光を拝むために意気揚々と行ったはいいが、土砂降りで萎え萎えになった御殿場での敗者の風景。




来年につづく





関連記事