この物語はノンフィクションであり、自然を愛する男達の熱く、切なく、むさ苦しい友情の物語である。
先週末、また野営に行ってきた。
場所は大岳。
友人4人(放置キャンパーズ)と現地集合なのである。
そのうち一人は初めて逢う人。
途中チンタラ走ってたら、後ろから猛スピードで煽る一台の黒いクルマ。
そう、その黒いクルマは放置キャンパーの一人、いのうえ氏である。
そこから2台で大岳までランデブー走行を続け、現地入り。
で、
事件発生。大岳は、小ぢんまりとした放置精神満載なキャンプ場。放置キャンパーにとっては萌え萌えなキャンプ場なのである。
こんな採掘場の真ん中を抜けていくワケ。
が、先客がいた。招かれざる先客。
いのうえ氏:「バードちゃん・・・・最悪や・・・・」
バード:「うわっ・・・・」
なんと彼らは
発電機を持ち込み、ラジカセから音楽をガンガン流し、ドンチャン騒ぎをしていた。
マジで最悪、まったくもってファーーーーーーック!!!である。
そんな邪道共を尻目にヒソヒソ作戦会議。
いのうえ氏:「どーする?場所変えへん?」
バード:「あ、俺、いい場所知ってますよ」
いのうえ氏とバードだけなら、速攻で場所移動なんだが、如何せんあと2人の仲間は未だ来ず。
大岳は携帯の電波は通じないので連絡もとれない。電波は通じないどころか、仲間の一人「take氏」
は初めて逢う人。連絡先を知らない。知っているのは「犬連れ」という情報だけである。
とりあえず電波の届く下界まで下り、もう一人の「shadow氏」に電話・・・・
shadow:「コチラハ、エーユールスバンデンワサービスデス・・・・・」
繋がらない。
「現地の手前にある交差点の駐車場で待つ。」とメールを送った。
ここで問題は「take氏」。どー待つか・・・
数少ない情報から車種を特定し、道を通るクルマ一台一台チェックし、犬が乗ってるかどーかを確認。
すっかり日は落ち、夜の帳。
まるで張りこみ中の刑事である。
すると一台の該当車種!
いのうえ氏:「あれや!絶対そうや!」
エンジン全開で追跡モードに入った瞬間、
そのクルマはUターン。こっちに入ってきた。
クルマを降りるやいなや、「takeさんですかぁー!!」
男:「えっ?は?」
いのうえ氏:「いのうえです!」
バード:「バードメンです!」
予想は当たっていた。彼はtake氏だった。よかった。
Uターンして入ってきたのは、我々に気づいたのではなく、そこにある公衆トイレに行きたかったんだとか・・・・。
奇跡である。
で、事情を説明。
変更になった場所を目指すコトに・・・
バード:「あそこは携帯繋がるし、shadowさん置いていきますかぁ~」
いのうえ氏:「せやな。行こ。」
※実はこの日、shadow氏は携帯を無くし、携帯無しで大岳まで行っていたのを知ったのは翌日のコトである・・・・・・。
つづく..........かも。