2.24事件 「奇跡の合流地点」編

バードメン

2007年02月26日 17:01

この物語はノンフィクションであり、自然を愛する男達の熱く、切なく、むさ苦しい友情の物語である。



先週末、また野営に行ってきた。
場所は大岳。

友人4人(放置キャンパーズ)と現地集合なのである。
そのうち一人は初めて逢う人。
途中チンタラ走ってたら、後ろから猛スピードで煽る一台の黒いクルマ。

そう、その黒いクルマは放置キャンパーの一人、いのうえ氏である。
そこから2台で大岳までランデブー走行を続け、現地入り。

で、事件発生。大岳は、小ぢんまりとした放置精神満載なキャンプ場。放置キャンパーにとっては萌え萌えなキャンプ場なのである。

こんな採掘場の真ん中を抜けていくワケ。


が、先客がいた。招かれざる先客。

いのうえ氏:「バードちゃん・・・・最悪や・・・・」
バード:「うわっ・・・・」

なんと彼らは発電機を持ち込み、ラジカセから音楽をガンガン流し、ドンチャン騒ぎをしていた。
マジで最悪、まったくもってファーーーーーーック!!!である。

そんな邪道共を尻目にヒソヒソ作戦会議。

いのうえ氏:「どーする?場所変えへん?」
バード:「あ、俺、いい場所知ってますよ」

いのうえ氏とバードだけなら、速攻で場所移動なんだが、如何せんあと2人の仲間は未だ来ず。
大岳は携帯の電波は通じないので連絡もとれない。電波は通じないどころか、仲間の一人「take氏」
は初めて逢う人。連絡先を知らない。知っているのは「犬連れ」という情報だけである。

とりあえず電波の届く下界まで下り、もう一人の「shadow氏」に電話・・・・
shadow:「コチラハ、エーユールスバンデンワサービスデス・・・・・」

繋がらない。

「現地の手前にある交差点の駐車場で待つ。」とメールを送った。

ここで問題は「take氏」。どー待つか・・・
数少ない情報から車種を特定し、道を通るクルマ一台一台チェックし、犬が乗ってるかどーかを確認。
すっかり日は落ち、夜の帳。
まるで張りこみ中の刑事である。

すると一台の該当車種!

いのうえ氏:「あれや!絶対そうや!」

エンジン全開で追跡モードに入った瞬間、そのクルマはUターン。こっちに入ってきた。
クルマを降りるやいなや、「takeさんですかぁー!!」

男:「えっ?は?」
いのうえ氏:「いのうえです!」
バード:「バードメンです!」

予想は当たっていた。彼はtake氏だった。よかった。

Uターンして入ってきたのは、我々に気づいたのではなく、そこにある公衆トイレに行きたかったんだとか・・・・。奇跡である。
で、事情を説明。

変更になった場所を目指すコトに・・・

バード:「あそこは携帯繋がるし、shadowさん置いていきますかぁ~」
いのうえ氏:「せやな。行こ。」

※実はこの日、shadow氏は携帯を無くし、携帯無しで大岳まで行っていたのを知ったのは翌日のコトである・・・・・・。





つづく..........かも。










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