トレキャン 夜叉神峠 後編

バードメン

2009年04月15日 17:40

前回の続き。

山の上の静かなテン場。
時々聞こえる鳥の囀りが心地良い。そんなテントの中で小一時間ほど眠ってしまったその時、どこからともなく聴きなれた声、というかフレーズ。

「ほぉらジェット、こっちだよ!」
「ハウスしてて、ハウス!」

寝ぼけ眼をこすりつつ、登山道の方を見ると真っ黒な物体が砂ぼこりをあげて猛ダッシュしてきた。




←真っ黒な物体。
公私共に忙しい(らしい)jettake氏が夕方になって到着。
山の上でも現地集合というのは、最終目的がトレッキングではなくキャンプだからなせる業なんだろう。
しかしながら『ハウス!』の号令に従い、放置民のテントにダッシュするジェットはただ者ではない。


夕方になると急激に空気がヒンヤリしてきた。
昼間はナマ暖かくなってたビールの缶も飲み頃。
というワケで本日2度目の・・・・



パンカ~イ♪


プハー!うめぇー!ってか、寒い。
やはり昼間の暑いうちに、キンキンに冷えたビールを飲みたかった。
日もすっかり白峰三山の向こう側、この日の月齢はほぼ満月だったので星はチラホラ。もし新月とかだったらすんげぇ~だろぅな、うん。

山のテン場は就寝時間が早いので、そのパターンに逆らうコトなく夜の9時にはシュラフに潜り、周りの鹿の声や屁っぴり虫の自爆音を聴きながら眠りについた。
そして翌朝・・・



今回の放置村。


何気に今までで一番標高の高い放置村なんじゃないか?と、思ったり。
しかも午前中の村の景色を見られるのは奇跡に近い。
シュラフに下半身をズッポリ入れたまんまコーヒー沸かしてタバコを吸う。幸せだ。
これに食料と燃料があれば一週間はここにいたい。

でも早めに撤収しないと高速道路1000円野郎共がウジャウジャ出てくる。ニコニコ現金払いの挙句、渋滞されたんじゃなんか損なので早めに下山するコトにした。
やはりキャンプ道具をあーだこーだ吟味する前に、ETCを付けるべきなんだろう。


おしまい





無事下山し、麓の店でこんなんみつけました。




で、
パンカ~イ♪ジェァァァァッ!
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