宇宙の果てまで島流し #2
前回の続き。
火山島の荒涼とした黒い砂漠を渡り、島の突端へ。
ついに最果ての地に到着。乱暴なまでに陸がぶっつり途切れていてあとは海。海。海。
地球は丸いって話だから、最果てなんてものは存在しないはずなんだけれども、いやいやここが果てという事にしましょうよ。って気分。
重たいザックをどさっと降ろし、近くのキャンプ場にて幕営開始。
HEX3 Bamboo pole
物干し用ガイラインを引っ張る最中、茂みの中で手ごろな竹を見つけたのでポール代わりにしてみました。座椅子効果も手伝ってか、なかなか風情溢れる我が家。
ヨッコラドッコイセー!と腰を下ろし、カラカラに乾いた五臓六腑にアルコールを流し込み読書に耽る。
下界とは違う時間の流れと西風に吹かれながら洗濯物が揺れる。これが島での通な過ごし方なんだと、勝手に思うのであります。
朝がきて明るくなってやがて陽が沈み月が出る。そんなアタリマエの事がなんだかありがたく感じる島という空間。残りの滞在した数日間は、そんな悠久のサイクルと共にのほほーんと過ごしてきましたよ。
おしまい
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