衝撃の出会い

バードメン

2008年03月05日 15:03

前回の続き。

平和なひと時、食事が終わり爪楊枝でシーシーしながら、騒がしい山の方へ・・・・。
もしかしたら『ボン!』『キュッ♪』『ボーン!』なビキニのオネェチャンが歩いてるかも知れないのでデジカメ持参。

恐る恐る山へ。
そしてすぐ騒がしい原因が判明。
ヨネスケでもビキニでもなかった。



サルのクーデター発生。



気がつけば、数十匹のサルの集団が暴徒化しておりました。
ワタクシはその中。まるで戦場のありのままを撮影するジャーナリストのよう。
これは特ダネであーる。
命を顧みずカメラを構え、激動の渦をパチリパチリ。

その中の一匹に焦点を合わせた。
「おぉ!サルサルサルーーー!!」





すると、その一匹の動きが止まった。
何者かの気配を感じたっぽい。




ヤバい、目が合っちゃった。


野生のサルと目を合わせるのはかなり危険。
サルといえど、その牙はかなり鋭く、噛まれたら多分、ものすごく痛いし破傷風にもなりかねない。と、思われ。

「あ?なに見てんだ?コラ。」的なノリ。
そしてついに・・・・

ロックオンされちゃいました。


そんな中、冷静にシャッターを押すジャーナリストバードメン。





おめぇ、ドコチュー?


みたいな。
完全に戦闘態勢。
サルとワタクシの距離、1m。
我ながら、なかなかうまく撮れた写真であーる。

ちなみにこのサルは、今回のクーデターの中心人物。もとい、中心猿物。
そう、仲間から追いやられた(元)ボスザルです。どうやら左足を負傷している。

にも関わらず、徐々にワタクシに歩み寄り、威嚇。
その威嚇は、ワタクシに対する怒りと恐怖の表れ、まさに防衛本能。に感動。

これぞ、野生ナリ。


ずいぶん長いこと睨み合いをしておりましたが、これ以上は不毛と判断したワタクシは退散することに・・・。
しかし、後ろを向いて逃げると確実にやられます。足を噛まれます。
なので、目をそらさず、一歩一歩後ずさり。←これ基本。

そう、一歩一歩・・・・一歩一歩・・・・・ガコッ!!




あ~!コケた~!


石につまづいてコケました。

さすがに、マジでヤバいと思いました。
仰向けに天を見つめ、覚悟しました。


・・・・・。
ん?あれ?

ふと起き上がり、かつての王を確認。



ロックオン解除。


ふぅ~。一件落着。

で、あとでいろいろ考える。
ヤツは国を追われたワケで、この先、ずぅーっと孤独なのかな?とか、怪我してて大丈夫なんかな?とか。
そー思えば思うほど、「もう一度会いたい。」と、思ったり。
また会って、今度は・・・・・

毛づくろいしたい!されたい!


と、思うのであります。
もしかしたら、通っちゃうかも。



おしまい

























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